ライフスタイル

「野燗炉」日本古来の粋な外飲み文化

 

屋外でお茶を楽しむ野点(のだて)や、桜や梅を愛でながら食事やお酒を楽しむ花見など、
四季の変化の豊かな日本では昔から外楽しむ風習がありました。

 

今回ご紹介する「野燗炉(のかんろ)」は、平安時代から江戸時代の間に生まれたとされる熱燗と調理を同時に行える、言わばモバイル調理器具です。

 

写真を見るとお分かりいただけるように、一つ一つ職人さんが手作りで制作した作品です。
決してお安くないものなのですが、この文化と遊び心が共存した魅力的な商品とその歴史をぜひご紹介したい!と思いました。

 

この「野燗炉」を作っているのは、兵庫県三木市のJIPANG-WORKSさん。
野燗炉製造・木製品製造を職人工房と提携して制作をされているそうです。

 

室内でも、屋上でも、海辺でも、山でも、
熱燗と暖かいアテを’作りながら’楽しめる。

 

作る作業が一緒に楽しむ人との会話を生み出し、
どんな場所も、特別なコミュニケーションの場に変えてしまう魔法のアイテムです。

 

プラスワンリビングもそんな魔法の空間を目指しています。
興味のある方は、ぜひこちらの専門サイトもご覧ください。

 

【野燗炉】
http://www.nokanro.com/

 

【JIPANG-WORKS】
〒673-0424 兵庫県三木市自由が丘本町3丁目478-3
TEL 0794-83-1012

 

→ご購入はこちらから

 

 

 

text_Kaoru Yamaguti

肌寒いお花見の季節には持って来いの「野燗炉」は江戸時代の風俗画にも登場しています。燗銅壺(かんどうこ)とも呼ばれているとか。

種火代わりに固形燃料を入れることもできる吸気口があるなど、見た目だけでなく機能的にも優れた造り。

屋外で作りながら食べるのは、自宅のキッチンで料理するのとは全く違う「おとなのおままごと」的なわくわく感がありますね。