屋上菜園通信
【秋植え】8月下旬~9月中旬の植え付けで、11月上旬~12月末に収穫
【春植え】3月中旬~4月中旬の植え付けで、5月中旬~6月末に収穫
※カリフラワーのほうがやや収穫までの時間が長い
緑黄色野菜の「ブロッコリー」と、淡色野菜の「カリフラワー」。
ビタミンやミネラルを豊富に含み、栄養たっぷりで、食卓やお弁当の彩りに欠かせません。
実はどちらも11~3月頃が旬の貴重な冬の健康野菜。あまり日持ちしないので、家庭菜園で育てた採れたての味は格別ですよ。
普段私達が食べているもこもこした食用部分は花蕾(からい)といい、花の蕾(つぼみ)が集まったもの。
そのため、ブロッコリーはメハナヤサイ(芽花椰菜、芽花野菜)、カリフラワーはハナヤサイ(花椰菜、花野菜)とも呼ばれます。
ブロッコリーには春植えと秋植えがありますが、暑さや湿度に弱く、害虫の被害にも遭いやすいため、初心者の方は夏以降に植えて秋から冬に収穫するのがオススメです。
まだ暑さが残る時期に植え付ける場合は、虫よけの網をかけておきます。
湿度に弱い野菜ですので、植え付けた時にたっぷり水やりした後は、土の表面が乾いた時にたっぷりとやる程度で構いません。
秋植えの場合、10月末頃から頂花蕾(ちょうからい)と呼ばれる、スーパーで見かけるような大きなブロッコリーを収穫できます。
その後も、側花蕾(そくからい)という脇から小さいサイズのブロッコリーが次々と発生する品種では、冬の間収穫を楽しむことが出来ます。
頂花蕾は10~15㎝くらいの大きさになった時が収穫の目安です。
あまり長く置くと柔らかくなって味が落ちたり、花が咲いて苗に負担がかかってしまいますので、花蕾の下10㎝のあたりをハサミかナイフを使って切り取って収穫しましょう。
ブロッコリーの花蕾が大きく育ち、小さな蕾がはっきりと見え、固く締まってくれば収穫適期です。
茎の部分も皮を厚めにむいてお味噌汁の具にしたり、野菜炒めに加えるととても美味しく食べられます。
一番上の頂花蕾を収穫したら、その後追肥を行うようにしましょう。茎から横に伸びた側花蕾も大きくなり次第、次々に収穫できます。側花蕾は頂花蕾ほど大きくならないので蕾が開き過ぎないうちに収穫しましょう。
収穫したブロッコリーやカリフラワーはそのまま生で食べてもおいしいのですが、味が薄くて青臭かったり、食感が苦手なお子さんも多い野菜。
そこで、今回は子供が大好きなグラタンとポタージュにしてみました。
<ブロッコリーグラタン>
材料(2人分)
ブロッコリー 1個
チーズ 適量
パン粉 適量
■ホワイトソース
バター 20g
小麦粉 大さじ2
牛乳 100cc
塩 少々
作り方
1_フライパンでバターを熱し小麦粉と混ぜ合わせる
2_フライパンを火からおろし、牛乳を少量ずつ混ぜる
3_牛乳を全て混ぜたら塩を加え、とろみが出るまで弱火で温める
4_ブロッコリーは一口大に切って洗い、レンジで日が通るまで温める
5_耐熱容器にブロッコリーを入れ、上からホワイトソースをかける
6_チーズを乗せ、パン粉をかけて、オーブントースターで焼き色をつける
point
ブロッコリーの栄養は水に溶け出してしまいやすいので、レンジで加熱して栄養をギュッと閉じ込めています。
因みに、カリフラワーの栄養は水に溶け出にくいので、茹でる料理でも栄養が落ちにくいです。
<カリフラワーのポタージュ>
材料(4人分)
カリフラワー 1個
じゃがいも 1/2個
玉ねぎ 1/2個
バター 10g
オリーブオイル 大さじ1/2
固形スープの素 1個
ローリエ 1枚
水 100cc
牛乳 300cc
塩、コショウ 少々
作り方
1_カリフラワーは小房に分けて洗っておく
2_玉ねぎとじゃがいもは薄切りにする
3_中火で熱した鍋でバターとオリーブオイルを温め、1と2を加え玉ねぎが透き通るまで炒める
4_水と固形スープの素、ローリエを加える。煮立ったら弱火にし、野菜が柔らかくなるまで10分程煮たら火を止め、ローリエを取り出しで粗熱をとる
5_4の粗熱が取れたらなめらかになるようミキサーにかける
6_5を鍋に戻し、牛乳を加えて伸ばしながら再び温め、塩コショウで味を整える
point
最近ではオレンジや紫色のカリフラワーも出回っているので、きれいな色のポタージュになります。
ブロッコリーで作っても美味しいですよ。
Editor_Idumi Yamauchi
Photo_Takahiro Yoshida
~「#空色生活」写真募集中!~
POLzineのコンテンツにチャレンジしたり空の下で楽しむ写真を撮影したら、ハッシュタグ「#空色生活」でインスタグラムへの投稿、お待ちしております!