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秋の旬と言えば、「きのこ」に「栗」、「さつまいも」などの根菜に加え、日本人の愛すべき主食である“新米”がとっておきのご馳走ですよね。
そこで、今回は新米と秋の味覚をふんだんに使った「中華風炊き込み土鍋ごはん」をご紹介します。まるで包んでいない“中華風ちまき”ような中華テイストの普段とは違った炊き込みごはんに挑戦してみましょう。香り付けに“ごま油”を使うことで、土鍋のくっつき、こびりつきも改善されるので一石二鳥というメリットも。
<中華風炊き込み土鍋ごはん>
材料(お米2合分)
・豚バラ肉(ブロック) 150g
・季節の根菜(今回は、にんじん 半本100g程度/さつまいも 半本100g程度、れんこん 35g)
※お好みで栗の甘露煮やぎんなんを入れても
・きのこ類(今回は、しめじ半株)
・干ししいたけ 2枚
・ぬるま湯 350㏄
・うずらの卵(水煮)8個
・ごま油 大さじ1
・紹興酒 大さじ1(※なければ料理酒でOK)
A)オイスターソース 大さじ2/醤油 大さじ1/みりん 大さじ1/塩 小さじ1/
ごま油 大さじ1/しょうが(千切り) 1片(15g)/にんにく(みじん切り) 1片/水 大さじ1
下準備
・米ともち米は合わせて洗って、ボウルで1時間ほど浸水しざるで水を切っておく
・干ししいたけはぬるま湯につけて戻しておく(※このぬるま湯は使うのでとっておく)
・Aの材料は混ぜておく。
作り方
1_豚バラ肉は1㎝幅にカットし、塩・こしょうをする。フライパンを熱し、ごま油(大さじ1)をひき、豚肉の両面がこんがりとするまで焼く。紹興酒を加え、ひと煮立ちしたら、Aを加えてさっと煮て、豚肉と煮汁に分けておく。
2_皮をむいたにんじんとさつまいもは1㎝角の角切りにする。れんこんは皮をむき5㎜幅のいちょう切りに。しめじは食べやすい大きさにほぐす。ぬるま湯で戻した干ししいたけは4等分に切る。
3_1の煮汁と干ししいたけの戻し汁を混ぜる。
4_土鍋に水切りした米ともち米を入れ、(1)の豚肉をのせ、うずらの卵、栗、ぎんなんをのせ、その上を(2)で覆う。(3)を全体に回しかけながら入れる。
5_強火にかけ、沸騰したら(約5分)、弱火にし10分ほど炊く。火を止めて、10分ほど蒸らす。
6_蓋を開け、しゃもじで全体をおこしながら混ぜれば、できあがり。
おまけ_お子さまと一緒にうずら卵に黒ゴマで顔を書いてみましょう。
Point:
・豚肉の代わりに市販のシューマイを使ってアレンジすると、お手軽にひと味違ったおいしさになります。
・豚肉を鶏の手羽先に代えるとやからかジューシーに鶏中華ごはんになります。
・干ししいたけの戻し汁は米の炊飯に使うので、干ししいたけはしっかりと絞って使いましょう。
・屋外で炊飯する場合は寒くなると鍋の温度が上がりにくくなるので、炊飯時間や鍋に対する材料の分量などの調整が必要です。
<新米を炊く時のポイント>
新米をおいしく炊くポイントは「水分量」「洗米」。
お米自体が乾燥しきっていないので、通常の炊飯よりも約30ccほど水分を減らして炊飯するのがポイントです。ただし、近年は米の中の水分量も調整されている場合があるのでパッケージで確認しましょう。
また、洗米は“とにかく手早く!”が大事です。乾燥したお米ははじめの給水率が最も多いので、最初が肝心です。10秒ほどさっさと混ぜ、白く濁った水を捨てましょう。最近のお米はしっかりと精米されているので、さっと優しくかき混ぜる程度で2~3回すすいでください。
<土鍋で炊飯する時のポイント>
土鍋で炊飯する時のポイントは「水分量」「浸水」。
直火は炊飯器に比べ、短時間で一気に炊き上がるいという特徴があります。そのため、通常の電気炊飯器の炊飯よりも、水分を少なめにするのがポイント。炊飯前の米と同量の水を加えればOKです。
もうひとつ大切なのが“浸水”です。洗米したお米を30分ほど水に浸し、ザルで10分以上しっかりと水を切ります。半透明だった米が真っ白になったら完了です。(どうしても時間がない場合にはぬるま湯(35~40℃)で10分ほど)これをすることで、ふっかふかのお米が炊き上がりますよ。
recipe_こまこ舎