ライフスタイル
DIY FACTORYさんから学ぶセメントを使ったDIY
世界にひとつだけのものが作れるDIY。
親子で楽しめて、思い出として形が残るのも魅力です。
DIYというと木工を思い浮かべる人も多いと思いますが、
今回はちょっと気になる素材で作るDIYをDIY FACTORYさんに教えていただきました。
気になる素材とはセメント。
セメントの取り扱いは案外簡単で、自由自在に好きなものが作れる今注目の素材なんです。
今回はセメントでプランターをつくってみました。
<セメントプランターの作り方>
材料・備品
・セメント(今回使ったのは「30分セメント」)
*セメントの種類によって出来上がりの色が違います。
・大きさの異なる使い捨てプラスチックカップ(今回は425ml、230ml)
・水
・バケツ
・ヘラ
・ゴム手袋
・お好みでペイント
作り方
1_バケツなどの容器に材料を入れ、セメントと水を混ぜていきます。
*セメントと水の配合量は商品によって変わるので、説明/注意書き見て配合してください。
今回は「セメント4kgに対して水840~1040cc」と記載されていたのでおおよそ5:1の割合と考え、セメント400g:水80ccで配合しました。
*セメントはアルカリ性で、手で触れると荒れることがありますので、ゴム手袋をつけ、ヘラで混ぜてください。
2_セメントが混ざりきったら、ヘラを使い大カップの中に入れます。
*カップに流し込んだら、軽くトントンと床に叩いて空気を抜いいておきます。
*型紙コップに限らず、牛乳パック、プリンのカップなど固まった後破いて取外せるものであれば何でもOK。
3_大カップに入っているセメントに、小カップを入れて形を作ります。
*小カップを入れる深さがプランターの深さになります。
*押し込む際に、力を入れ過ぎてカップを変形させてしまうと、その形のまま固化するので注意が必要です。
4_好みの深さまで押し込んだら、小カップの中に重りとなるものを入れて固化させます。
*重りは、磁石や石、おはじき。水を入れてもいいです。
*セメントが固まっていくと、触ると分かる程度に熱くなってきます。
15分くらいである程度固まり終えます。
*水の量が多いと硬化に時間かかります。カップ越しに触りつつ、様子をみてください。
5_セメントが固化したら、はめ込んだ小さいコップを外します。
*切込みが深すぎると、プランターに傷がつくので、空気入る程度に軽く切り込みを入れます。
切れ目から開いて、少しずつ剥がしていきます。
*カップの口部分は切れにくいので、カッターで手を切らないようにご注意しながら外してください。
7_お好みでペイントして完成
*おすすめのペイントは「ターナー色彩 ミルクペイント」。名前の通りミルク原料を使ったこのペイントは、水性で安全性にも優れ環境にも優しく、お子さまとも安心して使えます。
8_ 植物を直接植える場合はセメントのミョウバン水につけアルカリ分を抜き中性にしましょう。
ミョウバンはスーパーやドラッグストアで手軽に手に入りますよ。1%のミョウバン水 (100mlの水にミョウバン1gの割合)を作り、その中にセメント鉢をしばらく漬けておきます。期間は最低でも1週間です。
*セメントが水にぬれると「水酸化カルシウム」という物質が溶けだしてきます。この「水酸化カルシウム」は消石灰とも呼ばれているので聞いたことがある人もいらっしゃるかと思います。グラウンドで白線を引くときに用いられるアレです。この水溶液はとても強いアルカリ性を示し、水をあげるごとに土に溶け出していくのでアルカリ性に弱い観葉植物だと植えてすぐに枯れてしまいます。
<セメントは魅力的な素材>
本記事の編集を担当している小谷がはまっているDIYサイト、DIYer(s)でも様々なセメントDIYが紹介されていたのでご紹介します。無骨な素材感が魅力的ですね。
プランター以外にもキャンドルスタンドや、クラーボックスなどセメントの可能性は無限大です。
まずは、簡単なプランター作りでセメントを使ったDIYを体感してみませんか?
Editor_Namiko Kotani
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