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手作り「月見だんご」でお月見を楽しもう。

満月2
 

2016年の「中秋の名月」は9月15日(木)です。
 

豊作の祈願や収穫の感謝が起源という説が有力なお月見ですが、農業に携わる人も少なく、広い縁側や庭のない最近では経験したことのない方も多いのではないでしょうか?
 

日が暮れるとすっかり涼しいこの季節、ベランダや屋上で子どもたちと一緒にこの秋の訪れを感じる伝統行事にチャレンジしてみませんか?

 

<自宅でできる簡単お月見>

お月見のやり方には諸説ありますが、

ご自宅で気軽にお月見を楽しむには、まずこの3つを用意してみましょう。

 

月見台

月見台とは、お月見をする場所のこと。ご自宅なら、ベランダ、縁側、窓辺などにテーブルやちゃぶ台を用意して、我が家の月見台を作ってみましょう。部屋の電気を消すと、月がより美しく見えます。

 

すすき

お月見ではすすきや萩を飾ります。すすきは稲穂に似ているので、豊作を願って飾るようになりました。また、すすきの茎の中が空洞であることから神様の依代(よりしろ)と考えられたり、茎の鋭い切り口が魔除けになるとされているそうです。

最近では、街なかで野生のすすきを見つけるのがなかなか難しいですが、造花屋さんで購入することもできます。

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月見だんご

お月見は月を信仰の対象として、豊作の祈願と収穫に感謝をする行事です。そのため、お米を使っただんごを作ってお供えをするようになりました。十五夜の習わしでは一寸五分(約4.5cm)の直径のお団子を15個お供えします。また、十五夜の時期はイモ類の収穫の季節なので、里芋や里芋に似せた形のだんごを飾る地域もあります。
かつては「お月様が食べてくれた!」ということで、近所の子どもたちがお供えを盗み食いするのを歓迎することもあったそうですよ。

 
それでは、お子さまとも楽しめる「お月見だんご」の作り方をご紹介しましょう。

 
 

<お豆腐で作る、手作り月見だんご>

今回はうるち米を使った上新粉で作りました。もち米を使った白玉粉でも同じ分量で作れます。

上新粉で作ると比較的さくっとした歯ごたえ、白玉粉で作るともっちり仕上がります。

 

材料(直径3cmの月見だんご、約15個分)

上新粉:200g

絹ごし豆腐:200g

砂糖:大さじ1

かぼちゃフレーク:小さじ1(あれば)

 

*お好みで、あんこやきなこをご用意下さい。

 

作り方

1_ボールに上新粉と絹ごし豆腐、砂糖を入れて耳たぶほどのやわらかさでひとまとまりになるまで混ぜあわせます。かぼちゃフレークが用意できれば、だんごひとつ分程度を取り分け、かぼちゃフレークを練り混ぜておきます。だんごの生地を15等分にして丸めたら、沸騰したお湯で茹でます。

だんご1

 

2_だんごが浮いてきてから2~3分経ったら取り出して氷水でよく冷やし、水をよく切ります。きれいにピラミッド状に盛り付けるには、少し時間を置いて表面の水をしっかり飛ばすのがコツです。

だんご2
 

3_お皿やお供えの器に盛り付けて、すすきや萩などの秋の七草と一緒に月見台に並べましょう。かぼちゃフレーク入りのだんごを頂点に飾ると見た目もかわいいですよ。お月見が終わったらお供えした月見だんごをみんなでいただきます。固くなっていたらフライパンなどで温めて、あんこやきなこをつけるとおいしくいただけます。

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日本の四季を大切にし、自然に感謝する風習は現代のくらしの中で姿をを消しつつありますが、
今年の秋は、自宅でお月見にチャレンジしてみませんか?
 
 

Editor_Kaoru Yamaguchi

 
 
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