ライフスタイル
子育ての延長線上に生まれた自然体のビジネス
Photo_Asako Yamazaki
今回ご紹介するのは、ハンドメイドの子ども服ショップ「prodotti」の運営をされている矢野由貴さんです。
某キッズブランドで販売等をしていた由貴さんですが、出産を機に退社、その後は主婦として家庭を支えてきました。その後、趣味のものづくりや、地元のコミュニテイーを活かして自然に始まったビジネスは、ご自身の家づくり、子育ての延長上にあります。「prodotti」の始まりから現在に至るまでの、由貴さんのお仕事についてご紹介します。
欲しいデザイン、機能を実現した子ども服づくり
Photo_Asako Yamazaki
現在9歳になるお嬢さんのママでもある由貴さん。
お嬢さんが生まれた時に始めたのが手芸です。きっかけは大好きなリバティプリントの生地(※)を使った子ども服には高価なものが多く、デイリーで着られるものがなかったこと。そこで、お洋服やスイミング用のビーチタオルなどをリバティプリントの生地で作り始めました。
※リバティプリントとはイギリス・ロンドンにあるリバティ社のオリジナル生地のことです。
Photo_Asako Yamazaki
また、お嬢さんが幼稚園に入園した頃、気に入ったデザインの子ども服は後ろボタンや、小さなボタンを使用しているものが多く、子どもが自分で脱ぎ着できるようなタイプの物が少ないことに気づきました。
そこで、子どもが自分で脱ぎ着ができ、かつ、きちんと感、デザイン性にも優れたものを、という思いで作った子ども服をSNSにアップしたところ、ママ友達から製作の依頼がくるようになったそうです。その後、お友達の口コミで広まり、オンラインショップ「prodotti」を立ち上げるまでに成長しました。
数年前に家族みんなが海好きという理由で逗子に引っ越してからは、活動拠点も逗子に。そこで地元のマーケットに出店し、その出店仲間とイベントを開催するなど、地元でのママ友コミュニティーもビジネスを通して広がったそうです。
Photo_Yuki Yano
今では、地元のコミュニティーを通して知り合った出産祝いギフトのお店「iicoto」とのコラボレーションでも作品を作られています。
大好きなことを境目なく丸ごと楽しむ
Photo_Asako Yamazaki
そして、最近新たに始めたのがマクラメ編みのハンギングとタペストリーのワークショップ。欲しいけど、お店で買うと高い…では作ってしまおう!と言うことで、独学で作り始めたのがきっかけだそう。お友達の依頼で自宅やイベント会場などで不定期にワークショプを開催されています。
Photo_Asako Yamazaki
時間を見つけて大好きな海で作品づくりに必要な流木を拾ったり、地元のママ達や家族とマリンスポーツを楽しむなど、お仕事、自分の時間、家族との時間、境目をつけることなく、丸ごと楽しまれている由貴さん。お家を拠点にすることで、「大好きな海や家族との時間を思う存分楽しめるという理想的な環境です。」と語ってくれました。
Photo_Yuki Yano
そんな由貴さんの大好きが詰まった作品はこちらで見ていただくことができます。
Prodotti
[Website] http://prodotti.theshop.jp
[Facebook] https://www.facebook.com/prodotti.zushi
iicoto
[Website] http://babygift.iicotoehon.com
[Facebook] https://www.facebook.com/iicoto/
editor_Namiko Kotani