オクトーバーフェストは、ドイツ、バイエルン州の州都ミュンヘンで開催される世界最大規模のビールのお祭り。広大な広場で9月から10月にかけて開催されます。日本でもドイツビールをはじめ、お酒と食を楽しむイベントとして各地で行われるようになりました。

にぎやかなイベント会場も楽しいですが、
簡単で美味しい手作りソーセージと贅沢ビールで「お家オクトーバーフェスト」はいかがですか？
 
今回は、アウトドア料理研究家の高松美里さんに
・ソーセージのレシピ2種
・ヨーロッパのジャガイモ料理「ハッセルバックポテト」
・ザワークラフト2種
のレシピを教えていただきました。

＜手作りソーセージ２種＞

 
材料

『プレーンソーセージ』

羊腸：1メートル

豚ひき肉：200グラム（A）

塩：小さじ1/2（A）

胡椒：適量（A）

氷水：少々

『バジルとレモンのさっぱりソーセージ』

羊腸：1メートル

鶏ひき肉：200グラム（A）

フレッシュバジルの葉：5-6枚（A）

レモンの皮すりおろし：1/4個分（A）

塩：小さじ1/2（A）

胡椒：適量（A）

レモン汁：大さじ1

★絞り袋や口金、羊腸などを販売する専門サイトもあります。
 
作り方

 
1_羊の腸を水洗いし、その後水に15分程度つけておく。

2_それぞれAの材料を混ぜ、しっかりと手でこねる。

＊硬くなりすぎないよう、途中氷水（レモンバジルの場合はレモン汁）を足しながら、まとまりのよい状態にする。

3_絞り袋に２のひき肉を入れる。

＊入れる前にひき肉を入れ物の壁面に叩きつけるなどして空気を抜いておきます。
 

 
4_羊腸の端っこを開いて、金口にはめ込む、手繰り寄せるようにして全て入れる。

＊始める前に一度水を腸に通しておくとスムーズです。

5_羊腸を全て金口にセットしたら、絞り袋のお尻をねじってひき肉を１cm程度押し出す。
これは空気を抜くために必要な工程で、出た分のひき肉は捨てます。
 

 
6_羊腸を軽く引っ張り、縛る。

7_絞り袋の後ろから力を入れて、羊腸にゆっくりと肉を押し出していく。

＊羊腸にひき肉を詰めるとき、パンパンにしすぎないよう、手で弾力を確認しながら少しずつ詰めましょう。

8_用意したひき肉を全て羊腸に詰めたら、少し余裕をもたせて縛る。
 

 
9_お好みのサイズを決めてねじりたいところを両手でつまんで2,3回転させ、ねじった場所できる。

＊一度ねじると元に戻りません。

＊切らずに渦巻状にするのもオススメです。
 

 
10_形成したソーセージを焼いて完成。

＊羊腸がくっついて破れないよう、フライパンで焼く時はオリーブオイル等を引くことをオススメします。

＊魚焼きグリルで焼く方法が形も崩れず、余分な油も下に落ちるのでオススメです。
 

 
定番のマスタードやケチャップだけでなく、ピンクペッパー、ハーブや岩塩などの調味料を用意すると、大人も嬉しいワンランクアップのソーセージに。

＜ハッセルバックポテト＞

スウェーデン発祥のジャガイモ料理ですが、ドイツをはじめヨーロッパでもよく食べられている料理です。ソーセージやビールにあうので付け合わせにオススメです。

材料

ジャガイモ

にんにく

塩コショウ

オリーブオイル

ハーブ、粉チーズはお好みで

＊全て適量

作り方

 
1_割り箸を２本置いて、その間にジャガイモを置き5mm幅ぐらいにスライスをする。

2_スキレットや耐熱容器にジャガイモをひきつめて、切り目ににんにくを挟む

＊にんにくの他にベーコンなどを挟むなどしても美味しいです。

3_塩コショウをしてオリーブオイルをたっぷりかける。
 

 
4_オーブンに入れて２２０℃で30分焼く。

5_最後にお好みで粉チーズやハーブを散らす。

＜ザワークラウト２種＞

キャベツを使ったドイツのお漬物で、ソーセージや肉料理をはじめ、さまざまな料理の付け合わせとしてよく食べられます。
 

 
『シンプルザワークラウト』

材料

キャベツ：1/2個

塩_大さじ1

キャラウェイシード少々、ローリエ1枚

作り方

1_千切りにしたキャベツに塩を揉み込む。

しんなりしたら汁ごと材料全部と一緒に煮沸消毒した瓶に詰める。

2_常温で発酵させる。3日目〜1週間後からが食べごろ。

『紫キャベツとビーツのザワークラウト』

材料

紫キャベツ：1/2個

ビーツ（缶詰）：1/4個

塩：大さじ1/2

キャラウェイシード：適量

作り方

1_キャベツは千切り、ビーツも細くきる。

2_1に塩、キャラウェイシードを揉み込む。

3_煮沸消毒した瓶に3を汁ごと入れ、キャベツとビーツが常に水分に浸るようにする。

4_常温で3日目〜1週間後くらいから食べ頃。

大変そうに思えるソーセージ作りですが、意外と簡単に作れました。子どもたちも興味深々で進んでお手伝いしてくれますし、なにより、無添加無着色の手作りソーセージは安心して食べさせられます。大人のイベントのイメージが強いオクトーバーフェストですが、お家オクトーバーフェストは親子で楽しめるイベントになりますよ。

テーマを決めるとホームパーティーのメニューが決めやすくなります。

この時期ならではのオクトーバーフェストをテーマにホームパーティーを楽しんでみてください。
 
 

Photographer _Asako Yamazaki

Styling _Misato Takamatsu

Editor_ Namiko Kotani

 
 
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