ライフスタイル
ハーブの効能を毎日の食卓に取り入れて、もっと身近に。
自分で育てる「屋上薬箱」。今回は、夏に育てたいおすすめのハーブをご紹介します。
夏バテなど、食欲が落ちてしまうこの時期に取り入れてもらいたいのが、ローズマリー、セージ、タイムの3種類。
その「薬箱」にふさわしい効能と活用法をご紹介します。
ローズマリー(写真左)は鎮静、消毒、消化など薬効が高いハーブです。血流を促して食欲不振や頭痛に効果があるので、食欲のない暑い日にぴったりなハーブです。
肉や魚、野菜(得にジャガイモやカブ、カリフラワー)全てと相性の良いハーブです。ローズマリーをオリーブオイルで炒めて香りを出してから一緒にソテーしたり、肉や野菜のマリネ液に入れたりなど、火を通して作る料理に最適です。
セージ(写真中)は消毒殺菌作用により炎症をなおすなど、古くから万能薬として家庭に植えられてきたハーブです。冷たい飲み物で胃腸が弱りやすい夏。胃腸をケアしてくれる効果があるのでおすすめです。
肉の臭み取りに適したハーブなので、どんな肉料理にも合います。刻んだセージを炒め物に加えたり、ハンバーグに加えたりなどしてみてください。野菜料理に使用する場合は、炒めるよりスープで食べるのが美味しいです。
タイム(写真右)は抗菌、殺菌、抗ウイルス力が高いハーブです。疲労快復だけでなく、防腐作用や殺菌効果も高いのでお弁当のお料理に取り入れてみてください。
ロースト系や煮込み系など、長時間時間をかけて火を通す料理におすすめです。特に鶏肉との相性が良いです。塩コショウで鶏肉を焼くだけでも美味しいですが、ホールのタイムを加えるだけで風味が豊かになります。
採りたての新鮮はハーブの生葉を、刻んでバターや塩に混ぜるだけで、ハーブバター、ハーブソルトに、そのままを温めたビネガーやオリーブオイルに入れる事でハーブビネガーやハーブオイルになります。作った調味料を毎日の食事に取り入れて、快適な夏をお過ごしください。
☆前編「屋上薬箱」ハーブ菜園をはじめようもご参考に。
photographer_Rafael Helfstein
editor_Namiko Kotani
取材協力:金澤バイオ研究所 http://www.kanazawa-bio.com